日々の介護とリハビリ

先日、NHKのラジオ放送で緑内障の障害を持つ方がキャスターと

して放送に参加しておりました。男性の方ですが、番組の冒頭に  

緑内障の障害があると語っていました。この方に何かしら親近感を感じました。

日常生活の不自由を共感しているように感じられました。

妻は緑内障が進行して視力の重度障害者の2級と診断されました。

視力はほとんどありません。しかし光は感じます、朝の光がや夕暮れなど。

菜の花畑では黄色が感じられ、菜の花は見えてないけども。きれいと応える。

大輪の薔薇の花は香りと花びらの手触り感、ピンク色が視力に感じられる時、

きれいなばらの花と言っているようです。外出の時は車椅子で白杖の杖を必ず

もっていますが、たとえば「ここに座ってとか、近くにきて、小さい突起があるから

つまずかないように、腕をおいて、」と言われたり、要求されたりしますが、

「ここに、近くに、小さな突起、そして腕を置く場所も」視力に感じていないので

わからないのです。妻の顔は問いかける人に向いていますので、

盲目の人が使う白杖の杖を絶えずもっていますが、看護師さんから

「あなた眼がみえないのね。」と念をおしてくれた方はひとりだけですね.

心のケア・楽しみ

週一回の医療リハビリだけでは、運動不足であり、本人の健康にも

よろしくない。ドライブに誘うことにした。三月に連れて行きましたが

菜の花畑には菜の花は見えていないが、花の色は判るので、本人が想像して

綺麗ね、綺麗ね、と喜んでいました。そこで鮮やかな花の色が判る、

そんな花、芝サクラの濃いピンク、五月菖蒲の紫がかった紺色、

菖蒲の綺麗な公園、ちょっ遠いけどつれていきました。菖蒲の花も

終わりに近くさほど綺麗ではなかったけれど、10歩でも歩いて

くれたら嬉しいので。

日々の介護とリハビリ

病院に歩行機能のリハビリに連れて行きました。視力重度障害者だから

自分自身で歩くことはありません。普段の移動は車椅子になります。

リハビリは1時間ていどですが、ホットします。もっと歩けるように

なると思うのですね、歩行が回復するかなと、淡い期待をしていますから。

芝生の広場につれていきますが、杖をつきながら10メートル歩くのが

やっと。でも2023年の12月から昨年9月まではほぼ寝たっきりでしたから、

その期間に比べたら、今は本人も私も楽です。今はトイレまで掴まりながら、

用を足すことができます。脳神経外科の病院は鹿児島市の厚地病院に診て

もらっていますが、主治医の厚地正道医師が昨年の9月過ぎでしたが、診察時に

5メーター歩ける様になりました、と言いましたら、介護をしている人にとって

本人が5メーター歩くことは、あなたの負担が減って楽になるよ!と応えてくれましたが

その通りです。この言葉は私にズシンと響きました。