二人の歴史

現在、妻の病歴を語りましょう。

若い頃から糖尿病を発症しました。糖尿病は遺伝性がありますが、彼女の

ご両親も糖尿病でした。次に特発性正常圧水頭症を2020年の夏に発症、

そして2023年に大腸癌、大腸癌の手術後に緑内障が進行して視力が低下、

重度の視覚障害者に認定されました。1998年に交通事故に遭い左の股関節

に人工骨頭を装置して、障害者4級を認定されました。現在、糖尿病、

水頭症、緑内障、三つの病気が徐々に進行しています。

妻が「必ず私を先に、あの世に逝かせて」と冗談まじりにいいますが、

そうした方がいいねと答えます。二人の会話は重たい苦しい会話では

有りません。若い頃から失明している人はその動作で解りますが

妻のように急に失明すると、本人も受け入れがたく、世の中にも

理解されにくいようです。白杖の杖を使っていても。

二人の歴史

手術後、緑内障と特発性正常圧水頭症の症状が進行

2023年10月26日大腸癌の摘出手術摘出手術をうけました。

大腸癌はステージ3の状態と診断されましたが、摘出手術は成功しましたが、

以前より患っていました緑内障が進行して明るさ、暗さはわかりますが、

目の前にある物が何であるかわからない状態です。

さらに5年前に特発性正常圧水頭症の手術で体内に装着している「シャント治療」

を癌摘出手術の際一時機能を停止したので、全く歩くことができないことに

がく然となりました。その日から、視力は戻らず、歩くこともままならず、

私が彼女を介護していく日々が続いています。家事全般を支えていく、

しかし楽しく、残り少ない人生を手を取り合って前向きにすごしていこう、

助け合っていこう、これまで私達ふたりを支えてくれた人達に感謝をしながら、

毎日毎日を過ごしていこうと、結婚51年になりますが、思い出し話しをしています。

二人の歴史

現在私は78歳、妻は視力重度障害者となり77歳

2020年に妻は特発性正常圧水頭症を発症しました。5年前になりますが、日ごとに歩くとが

 不自由になり、2020年の夏前にはほとんど歩くことが出来なくなってしまいましたが、

東京都目黒にある東京共済病院の脳神経外科、桑名先生と鮫島先生に執刀していただき、

なんとか歩ける様になりました。コロナ禍の時期に診療に立ち会って頂いたお二方の先生に

感謝しています。

しかし2024年秋に妻は大腸癌が見つかり、ステージ3の状態で2024年10月に癌の摘出手術を

地元の病院で行いました。