心のケア・楽しみ

週一回の医療リハビリだけでは、運動不足であり、本人の健康にも

よろしくない。ドライブに誘うことにした。三月に連れて行きましたが

菜の花畑には菜の花は見えていないが、花の色は判るので、本人が想像して

綺麗ね、綺麗ね、と喜んでいました。そこで鮮やかな花の色が判る、

そんな花、芝サクラの濃いピンク、五月菖蒲の紫がかった紺色、

菖蒲の綺麗な公園、ちょっ遠いけどつれていきました。菖蒲の花も

終わりに近くさほど綺麗ではなかったけれど、10歩でも歩いて

くれたら嬉しいので。

日々の介護とリハビリ

病院に歩行機能のリハビリに連れて行きました。視力重度障害者だから

自分自身で歩くことはありません。普段の移動は車椅子になります。

リハビリは1時間ていどですが、ホットします。もっと歩けるように

なると思うのですね、歩行が回復するかなと、淡い期待をしていますから。

芝生の広場につれていきますが、杖をつきながら10メートル歩くのが

やっと。でも2023年の12月から昨年9月まではほぼ寝たっきりでしたから、

その期間に比べたら、今は本人も私も楽です。今はトイレまで掴まりながら、

用を足すことができます。脳神経外科の病院は鹿児島市の厚地病院に診て

もらっていますが、主治医の厚地正道医師が昨年の9月過ぎでしたが、診察時に

5メーター歩ける様になりました、と言いましたら、介護をしている人にとって

本人が5メーター歩くことは、あなたの負担が減って楽になるよ!と応えてくれましたが

その通りです。この言葉は私にズシンと響きました。

食事と健康

眼が見えなくなった妻に変わって、私が料理を作る事になりましたが、

私を助けて料理が出来るようにしてくれたのは、SNSとユーチューブ

です。これは大助かりです。新鮮な食材さえ手に入れば、上手とはいえないが

食卓に美味しそうに列べる事が出来るし、栄養のバランスもとれるし、何よりも

レパートリーが豊富になります。例を挙げますと「かっちゃんとあいじ」

https://www.youtube.com/channel/UC2614WayZYvnmsAiKZRMYPw

さんの 内容は電気釜できるパスタ、炊き込みご飯の数々、ケーキ等々、

たくさん提供されています。そこで妻が好きなチーズケーキに挑戦しました、

妻と私は血糖値が高いので砂糖を控えめに作りましたが、市販されている

チーズケーキより風味があり、安くて美味しく出来るので満足です。

参考にしている他のSNSは「チャラリンコクック」さん

https://www.youtube.com/@chara_cookもチャラリンコクックさん

の軽妙な語り口もたのしいです。おかげでこの歳になって料理をすることは

興味のある事になりました。

心のケア・楽しみ

二人の話しが弾む話題は料理と過去に食べて美味しかった事や反対に

不味かった食べ物。いつ頃か解らないが、築地場外市場に「すし清別館」で

寿司を食べて美味しかった事。私が小学6年生に給食が始まりましたが

彼女は同じ小学校の4年生、給食初日に、脱脂粉乳のミルクで給食員が塩と

砂糖の分量を間違って、牛乳が塩辛くて、二人で大笑いのことなど。

私と妻は学年で2級違い、同じ小学校、中学校そして高校で学んできましたので

話題がところどころ重なって、話しが拡がっていくことがわかります。

会話を活発にすることが二人には一番重要なことですね。

二人の歴史

現在、妻の病歴を語りましょう。

若い頃から糖尿病を発症しました。糖尿病は遺伝性がありますが、彼女の

ご両親も糖尿病でした。次に特発性正常圧水頭症を2020年の夏に発症、

そして2023年に大腸癌、大腸癌の手術後に緑内障が進行して視力が低下、

重度の視覚障害者に認定されました。1998年に交通事故に遭い左の股関節

に人工骨頭を装置して、障害者4級を認定されました。現在、糖尿病、

水頭症、緑内障、三つの病気が徐々に進行しています。

妻が「必ず私を先に、あの世に逝かせて」と冗談まじりにいいますが、

そうした方がいいねと答えます。二人の会話は重たい苦しい会話では

有りません。若い頃から失明している人はその動作で解りますが

妻のように急に失明すると、本人も受け入れがたく、世の中にも

理解されにくいようです。白杖の杖を使っていても。

食事と健康

認知症の予防になると書いてあったが、、、?

認知症の予防になるとと掲載されていたが、とにかく実行していること。

インターネットの記事にココアとカマンベールチーズが認知症の予防になると

ありました。ほんとかな?と思いつつも5年間摂り続けてきました。

ココアはバンホーテン、食食の牛乳の青臭さを消してくれるからgood!

カマンベールチーズはカマンベール風チーズとか乳業各社から発売されていますが、

食してまずいものもあります。明治の「十勝カマンベールチーズ」を求めたいけど

近くのスーパーマーケットには置いていない。カマンベール風チーズを食しているが

認知症の予防になれば、それで満足。

日々の介護とリハビリ

寝たっきりにならないために

歩くことがこれ以上進んで寝たっきりにならないために歩行機能のリハビリは大切です。

23日の午前11時からほぼ1時間の予定で、病院のリハビリテーションで担当の理学療法士

の指示で機能回復の運動をしていくのですが、リハビリの効果を信じるしかない状況です。

リハビリに行かなかったら、戸外に出かけることは自分の意思ではできませんから。

視力が無くなることがいかに恐ろしいことか、感じられます。

リハビリを終えると疲れるようで、いつもながら昼寝ををして早めにお風呂につかり

リラックスしてグッスリと眠れるみたいです。24時間ラジオをつけっぱなしですが、

ラジオの深夜便で青春時代のポップスや歌謡曲を放送しているようで、翌朝楽しく

会話してくるとホットしますね。

食事と健康

バランスのとれた献立を作ることに四苦八苦

視力を失った妻の代わりに家事の全てをするようになりましたが、

どうやってよいのか困りました。

特に食事の用意、そして献立には。世の中の全ての主婦の皆さん、

専業主婦の方、育児をしながら家事をこなしている方、 

主婦って大変な仕事です。

私が妻の介護や家事をするようになって1年と6ヶ月になります。

全ての年代の主婦の皆さんを尊敬しますね。

私が食事の用意ができ、食べる時に、おいしい、まずい、辛い、

甘いなどなど、たくさんの会話がうまれます。会話が弾むと笑いも

伴い、脳の活性化につながります。

妻に気がかりな事は「認知症」ですね。

妻には認知症が進行している条件がそろっていますから、

眼は見えない状態、歩くことは5メーターが限度です。

私が車椅子にのせて行く以外は、家から外出できません。

私とたくさんの会話をして認知症の進行を最大におくらせないと

いけません。だからテレビもありません。ラジオはありますが、

世の中の情報はSNSでできる限り話を聞かせて、

会話が途切れないように。

二人の歴史

手術後、緑内障と特発性正常圧水頭症の症状が進行

2023年10月26日大腸癌の摘出手術摘出手術をうけました。

大腸癌はステージ3の状態と診断されましたが、摘出手術は成功しましたが、

以前より患っていました緑内障が進行して明るさ、暗さはわかりますが、

目の前にある物が何であるかわからない状態です。

さらに5年前に特発性正常圧水頭症の手術で体内に装着している「シャント治療」

を癌摘出手術の際一時機能を停止したので、全く歩くことができないことに

がく然となりました。その日から、視力は戻らず、歩くこともままならず、

私が彼女を介護していく日々が続いています。家事全般を支えていく、

しかし楽しく、残り少ない人生を手を取り合って前向きにすごしていこう、

助け合っていこう、これまで私達ふたりを支えてくれた人達に感謝をしながら、

毎日毎日を過ごしていこうと、結婚51年になりますが、思い出し話しをしています。

心のケア・楽しみ

視力重度障害者の妻は77歳

DSC_0021

毎日の生活の中で兄弟の2匹の猫が癒やしや笑いを提供してくれます。

写真左が弟のジロウと右の猫が兄のタロウ、野良生まれ、7歳か8歳です。

左のタロウは妻に甘えて、ひざの上で過ごし、左のジロウは私の後ろを

着いてまわり、私と妻を慰めています。時々、他所の猫がタロウジロウの

テリトリーに近づくと、威嚇の叫びを二匹で合唱する様子は面白いですね。